こんにちは、諸川電気管理事務所の諸川です。
だいぶ久しぶりの投稿となります。
今回は、以前の記事でお話した非常勤講師業と新たな動きとして第二種電気工事士試験の技術判定員の応募のお話をさせていただきます。
現在、非常勤講師業を2年ほど携わらせていただき、多くの生徒への指導を経験させていただきました。
こちらとしても学ぶべきことは多く、若く将来性のある皆様を指導することで日々の活力にもつながっている気がします。
非常勤講師は横浜市にある職業訓練校にて行っておりますが、年々講師も高齢化が進み成り手がおらず、諸川さんの伝手で講師を紹介してくれないか?というお話もいただくようになりました。
それほど、技術継承という面で厳しい問題を抱える電気業界ですが、この仕事をするために必要な資格である第二種電気工事士の試験判定員が足りていないというお話を聞き、この度応募することにいたしました。
ですが、面接を受けてみると意外にもそういった雰囲気は出しておらず、試験センター側は選ぶ立場であるかのようなふるまいで少し不快な気分になりました。
将来の技術者のため、自分でできることは何かないのか?ということを常に考えていたので、渡りに船ということで応募を決めたのですが、資格を交付する試験センター側が技術者のためを思った行動をしているのか?という部分が疑問であるという印象でした。
特にこの判定員というのは、それぞれ判定員が抱えている本業やお仕事の中の一つで、ある意味副業となるため優先順位がどのくらいなのか人によって違います。
ですが面接の受け答えの中で、判定員の仕事は全てにおいて優先されるといったような物言いがあったので、本業の合間に予定を立てて判定員をやることに対して、技術者への気遣いや感謝の気持ちなどを感じることができませんでした。
そして、試験判定員というのは受験者の試験結果を評価し合否判断を下さなければなりませんので、責任重大であり非常にプレッシャーがあるお仕事だと思います。
ですので、優先させてほしい気持ちも十分わかるのですが、物凄く端的に言ってお金払うからやってくれ、ただし本業より優先してくれじゃやりたくはないかなというのが正直なところでした。
非常勤講師の方は、担当の先生に『何か本業でトラブルがあった場合はいつでも出て行っていいですよ。諸川さんは大変お忙しい方ですしこちらのことは気にしないでください』といったありがたいお言葉をいただいているので、余計に意識をしてしまいました。
ということで、まだ結果は出ておりませんがおそらくお断りすることになろうかと思います。
技術者不足に関しては、どの業界でもそうですが官民合同で協力し対応に当たるべき問題ですので、もう少し技術者目線の対応をしてくれたらいいのになと感じました。
この先、個人的に技術者支援業務などもやっていきたいと思いますので、もし会社で電気工事士の講習会を開いてほしいとか、試験対策をお願いしたいといったお話がございましたらなんなりとお申し付け下さい。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
Xから来ました。
試験官の世界も闇が深そうですね…