絶縁監視装置の設置のメリットについて

こんにちは、諸川電気管理事務所の諸川です。

今回は絶縁監視装置を取り付けるメリットについてお話していきます。

絶縁監視装置とは、契約要件にもかかわってくるもので取り付けると毎月月次点検をしなくても正しい保安業務がなされていると判断されるため、隔月点検(2か月に1回)が可能となります。

また、絶縁監視装置を取り付けなくても、設備容量が少なければこういった特別要件が適用され同じように隔月点検が可能になります。

その上、管理上必要となる換算係数の圧縮も可能となっており、それなりに大きい物件であればほぼ必ずと言っていいほど絶縁監視装置が取り付けられているのが現状です。

手続きに関してもそこまで難しいものでもなく、各最寄りの保安監督部に所定の様式で提出するだけで許可が下りようになっています。

そんな絶縁監視装置ですが、点検回数が減らせるのと点数の圧縮ができること以外に、もっと大事なことがあります。

それは、装置自体の機能です。

例えば停電通知というものを基本機能として備えており、停電を検知するとアラートメールが飛ぶように設定ができます。

また、漏電の検知も行うことができるので急な漏電などをすぐに知らせてくれるようになります。

こういった機能を持っているからこそ、保安監督部の認可が下り点検回数などを減らすことができるとまず覚えておくといいです。

要するに、点数圧縮や点検回数を減らせることは副次的な要素でしかなく、メインの機能は異常の検知とアラート機能ということになります。

ですから、設備容量が小さかろうが大きかろうが、絶縁監視装置は必ず設置するべきではないか?というのが当事務所の見解です。

点数を圧縮することにより、管理する物件数を33点から52.8点まで増やすことができますので、その分お客様も多く見ることができますし売上も多くなりますし、点検回数も少なくなりますので体的負担が減ります。

ですが、電気管理技術者として一番大事なのは、お客様がいかに安心して電気を使える環境を整えるか?だと思っています。

そのための有効な手段として、絶縁監視装置があるのではないでしょうか。

当事務所では、絶縁監視装置の本体台や契約料金、月の使用料等は全てこちらで負担し提供するようにしています。

是非とも安全安心のため、絶縁監視装置の取り付けをご検討いただければ幸いです。

なお、当事務所でご契約させていただいている絶縁監視装置はオムロン社製のAZ100という製品になります。下記公式ページのリンクを貼っておりますので、興味のある方は確認してみてください。

ALLwatch Ior対応絶縁監視装置

以上、ここまでお読みいただきありがとうございました。

諸川電気管理事務所代表 諸川真吾 1984年、北海道生まれ横浜育ち。 工業高校を卒業後、神奈川県の電気工事会社へ。紆余曲折経てビル管理業へ転職後、電気保安管理の実務経験を積み2021年10月に独立。 HP、TwitterなどのSNSや広告運用などを駆使し業績拡大中。 同時に電気保安管理についてのブログ運営を行い同業者を支援し増やす取り組みを行う傍ら、職業訓練校の非常勤講師として活躍。 現在は、法人化を視野に入れた営業活動に力を入れつつ、大手法人の年次点検応援なども行っています。

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